日常会話はどの程度のレベル?
「中学程度の英語だとレベルが低くて日常会話は無理」と思っていませんか?
では普段日本語で行っている日常会話の内容を考えてみましょう。
こんな感じで簡単な内容ではないでしょうか?
A:あら、元気?
B:ええ、元気よ。買い物でも行くの?
A:ええ、お母さんの誕生日プレゼントを買いに行くの。
B:何を買うの?
A:ケーキとセーター。
B:どこに買いに行くの?
A:駅の近くにできた新しいお店よ。一緒に行く?
B:ええ、もちろん。
A:じゃあ行きましょう!
他の会話も、ほとんどはこんな風に簡単な単語で出来ていると思います。
これなら英語でも出来そうな会話ではありませんか?
つまり、日常会話のレベルはそんなに高くないのです。
でも、英語で話すと思うから難しく感じるのですね。
話す言語が何であるか、日本語なのか英語なのかは関係ありません。
まずは、日常会話のレベルはそんなに高くないということを認識しましょう。
中学レベルの英語で日常会話はカバーできるか?
では、そのレベルの会話が中学レベルの英語で出来るかどうかと言うと、
できます!
上の日本文を見ればほとんどの英単語が思い浮かぶのではないかと思いますが、意外と簡単な単語ばかりだったでしょう?
それもそのはず、上記会話に必要な単語は、今中学1、2年で学習することになっている約1100語の中に入っているんです。
fine 元気な shopping 買い物 go 行く my 私の mother お母さん birthday 誕生日 present プレゼント
what 何 buy 買う cake ケーキ sweaterセーター where どこに station 駅 near の近くに new 新しい shop 店
of course もちろん
もう既に学校で習って知っている単語ばかりですね。
つまり、改めて単語を覚える労力は必要ないのです。
でしょ?(笑)
では目指すことは?
以上から、中学レベルの英語を身につけていれば日常会話はできることがわかりました。
そして、中学レベルの英語自体はある程度わかっているということもわかりました。
そうなると、目指すべきは「中学レベルの英語を話せるようになること」です。
しかも、今から中学1、2年レベルの1100語を覚えなくても、既にかなりの数を覚えていますから、それを覚える場合に必要な労力と時間は、「話す」ための練習に使えます。
お、意外と楽なんだな!これなら英語を話せる日も近そうだ!
ハイ、その通りです。英語を話せる日は近いんです!
やるべきことがはっきりしましたし、あとはやるだけです!
頑張りましょう!
中学英語でどこまで会話できるか?
日常会話は中学レベルの英語でカバーできるとわかりましたが、では、どの程度のレベルまでカバーできるのか、見てみましょう。
中学生のお子さんがおられるなら、ちょっと教科書を見せてもらって下さい。
中学生のお子さんがおられない方のために、中学3年生の教科書に載っている会話文を日本語に訳したものを以下に書きます。
A:何してるの?
B:実際に動く風車を作ってるんだ。
A:スゴイ!私は、風車は私たちの未来に役に立つと思うわ。
B:僕もそう思う。風車は発電できるけど、化石燃料を使わないからね。
A:それって大事よね。私達が使える化石燃料はとても少量だもの。
B:うん。でも風力はそうではないからね。風力は僕達が未来に使えるタイプのエネルギーだよ。それに風車は温室効果をもたらすガスを出さないしね。
A;だから、風力はクリーンエネルギーと言えるってわけね。
え、日本語で考えてもかなりハイレベルの内容じゃない?
そうですよ、でも中学校の教科書に載っているのですから、中学英語を完全マスターすれば、この内容を英語で言えることが出来るんです!
思い返してみれば、中学校3年生の終わり頃には教科書の内容はかなり難しくなっていて、ついていけないと感じませんでしたっけ?
これが英語で話せるなら、日常会話なんて余裕でできますよね?
だから、中学レベルの英語をしっかり身につけ、話せるようになればいいのです。
現行の学習指導要領
ちなみに、現行の学習指導要領では、小中学校合わせて約2500語を学習することになっています。
上では「中学1、2年で学習する約1100語」で考えました。
約2500語と言えば、それの約2倍!
「中学1、2年で学習する約1100語」でもかなりの日常会話がカバーできるのに、その2倍の単語を身につけるとなれば、日常会話はほぼカバーできますね!
まとめ
・日常会話は意外と簡単な内容で、中学レベルの英語で十分可能なレベルである。
・中学レベルの英語を身につければ、思いのほかレベルの高い会話もできる。
ことがわかりました。
そして、
・中学レベルの単語は結構知っている。
ということもわかりました。
最初の一歩は踏み出せています。
どちらの方向に行けばいいのかもわかりました。
さあ、あとは進むだけ!Let’s go!
随分気楽になった!